ワシントン、2024年5月31日 – 世界銀行グループの多数国間投資保証機関(MIGA)と、日本最大の民間保険会社である東京海上日動火災保険株式会社(東京海上日動)は、途上国への海外直接投資を促進するための協力覚書を締結しました。3年間の戦略的パートナーシップは、両組織の専門知識を活用し、途上国の持続可能な経済成長と発展を促進します。
開発途上国におけるプロジェクトにおいて、保証、共同保険、再保険等を活用すべくMIGAと東京海上日動はプロジェクト組成において連携し、それぞれの専門知識を組み合わせ、投資に対する包括的な支援を提供して参ります。
「 東京海上日動との戦略的パートナーシップは、開発途上国における持続可能な成長と繁栄を推進するという我々の取り組みを強化するものです」と、MIGA長官の俣野弘は述べています。「本協定は、投資を促進し、包括的な開発を促進し、永続的な影響を生み出していくという我々の共通ビジョンを反映しています。 」
本協定はパートナーシップのアカウンタビリティや拡張性に関する指針を示すもので、インパクト重視のアプローチに重点を置いています。両組織は今後も協議を行い共同での案件組成の実施、カーボンクレジット、貿易金融、日本の金融機関が関与するプロジェクトなど、サスティナブルなファイナンスにおける革新的な保証商品の検討等、開発途上国における保険やその他の保証ソリューションへのアクセスを高めます。
「東京海上日動火災保険は、すべての人にとって安心・安全でサステナブルな未来づくりに取り組んでおり、世界中で持続可能な開発を促進するためにMIGAと提携できることを非常に嬉しく思います。」と東京海上日動 細島英一専務執行役員は述べています。 「私たちのパートナーシップは、気候変動へのレジリエンス強化や、 脱炭素社会への移行の加速など、社会問題を解決するための革新的な金融ソリューションの共創を図るものです。」
この戦略的パートナーシップは、貧困のない住みよい地球を創るというMIGAと東京海上日動の取り組みを強調するものです。両組織は専門知識とリソースを結集することで、金融アクセスの促進、投資リスクの軽減、新興市場における成長機会の加速を目指します。
東京海上日動火災保険株式会社(TMNF)
1879年設立。世界有数の保険グループである東京海上グループの一員で、その中核を構成し本社は東京。S&P Global Ratings「A+」、AM Bestから「A++」、Moody'sから「Aa3」)の財務格付けを取得。東京海上日動火災保険の詳細はこちら www.tokiomarine-nichido.co.jp
多数国間投資保証機関(MIGA)
世界銀行グループの一機関として新興途上国への外国からの直接投資を促進する機関として1988年に設立。送金・兌換での制約、政府による契約不履行、収用、戦争及び内乱などのリスク軽減を支援するとともに、金融機関向けに信用補完を提供している。創設以来、MIGAは123の発展途上国において1000を超えるプロジェクトを実施し、760億米ドルの保証を提供、156,000人以上の雇用を創出。
お問い合わせ:
ワシントン:
Elizabeth Howton、(202)458-5922, ehowton@worldbankgroup.org
東京:
多数国間投資保証機関 東京事務所, miga_tokyo@worldbank.org
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