ワシントン、2026年6月5日 — 多数国間投資保証機関(MIGA)に設置された世界銀行グループ保証プラットフォームは、日本最大の民間保険会社である東京海上日動火災保険株式会社(東京海上日動)との既存の協力協定を拡大しました。これにより、途上国向けに数億ドル規模の民間資本動員が期待されています。
東京海上日動とMIGAは、2024年5月に締結した協力覚書の追加覚書として、再保険の枠組みを拡充することで合意しました。同枠組みのもと、東京海上グループは、MIGAが本会計年度内(2027年6月30日まで)に今後新たに保証する案件向けに、最大2億ドルの再保険枠を用意することで合意しました。今回の再保険枠の拡充により、アフリカや中南米をはじめとする世界各地の新興・途上国市場において、開発効果の高い事業への民間資本動員が促進されるとともに、世界銀行グループと東京海上グループの協力関係が一段と強化されることが期待されます。
「再保険は、最も支援を必要とする国や事業に保証、ひいては民間資本を届けるための土台であり、世界の開発を前へ進める強力な手段です。居住可能な地球で貧困の無い世界を実現する、という我々の使命において、東京海上はまさに強力なパートナーであり、この度、協力関係を一層意義ある形で拡大できたことを嬉しく思います」とMIGA長官の山本力は述べています。
「この度、多数国間投資保証機関との関係を拡大できることを嬉しく思います。開発目標を実現するためには、銀行、企業、投資家が新興国・途上国の事業を支援しやすい環境を整えることが不可欠です。その点において、多数国間投資保証機関へ再保険を提供する本スキームの発展は、確かな開発成果の実現に欠かせない手段といえます」と東京海上日動の細島英一専務執行役員は述べています。
MIGAと東京海上日動は2024年5月、共同案件の発掘・支援に取り組むとともに、双方の専門知識を生かして途上国の事業に保証、共同保険、再保険を提供することを目的とし、3年間の協力覚書を締結しており、今回の追加覚書は、それをさらに拡大するものとなります。また、2024年の同覚書締結以来、東京海上日動は、ブラジル、パナマ、セネガルなどの国々の様々な案件において、再保険の引受を通じてMIGAを支援してきました。
世界銀行グループ保証プラットフォームについて
世界銀行グループ保証プラットフォームは、グループ各機関のすべての保証プロダクトと専門家をMIGAのもとに集約したもので、2024年に運用を開始しました。同プラットフォームでは、保証ソリューションがシンプルかつ包括
的に提供されており、クライアントがニーズに最も適した保証商品を選べるようになっています。さらに、プロセスの合理化、冗長性の排除、途上国への投資リスクの軽減により、より高いアクセシビリティが実現されています。世界銀行グループは、同プラットフォームを通じて、2030年までに年間保証発行額を200億ドルへ引き上げることを目標に掲げています。
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